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リーマンショック後の成長パスはL字型かルート型か(小峰隆夫氏)


日経NETに「リーマンショック後の成長パスはL字型かルート型か(小峰隆夫氏)」
という記事が掲載されている。

今まで読んだ記事の中で、リーマンショック後の日本のGDPの落ち込みが欧米よりひどかった理由が最も明快に記載されていると思った。

以下引用です。

今、毎期100万台のパソコン需要があったとする。生産は毎期100万台で、適正在庫は需要の4割の40万台である。売り上げが100万台の水準を維持する限り、この状態がいつまでも続く。

  ここで2期目に大ショックが起きて、需要が60万台に減ったとしよう。しかし、突然のことで、企業はどの程度需要が落ちたのかを把握できないので、毎期10万台ずつ生産を減らすことにする。すると生産が減っていっても、需要はそれ以上に減っているため、在庫が増えていき、ピーク時には100万台もの在庫がたまってしまう。生産が需要と同じ60万台まで減ったところで在庫の増加は終わるが、それを適正在庫である24万台まで減らすためには、さらに減産を続ける必要がある。この例では、生産が30万台まで減ったところでようやく在庫が適正レベルに近づき、生産の減少が止まる。その後は、需要に等しい水準まで生産が盛り返し、それからは60万台で横ばいとなる。

  ここで、需要の減少は米国で、生産の減少はアジアで起きるとしよう。米国の需要は4割減少しているのに対して、アジアの生産はボトム時には7割もの減少となっている。この場合、需要の突発的な減少が大きいほど、生産サイドがその落ち込みを把握する度合いが小さいほど、生産の落ち込みは大きなものとなる。

生産台数

在庫台数

需要台数

100

40

100

90

70

60

80

90

60

70

100

60

60

100

60

50

90

60

40

70

60

30

40

60

44

24

60

10

60

24

60

11

60

24

60

引用終わり。

現在、日本の生産は増加中であるのは、表でいうと8期から10期への段階にあると思われる。この考え方に従えば、遠くない将来に、住宅バブルによる需要かさ上げ分が剥げ落ちた後の需要にみあう生産レベルに達して生産の増加は止まり横ばいに変化することが予想される。

 

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プロフィール

しゅうん

Author:しゅうん
・50才を超えたサラリーマン。家族はキャリアウーマンの妻、子無し。

・55才までにサラリーマンをアーリー・リタイアして、大学か大学院で人間や社会について学びたいと思っています。何を専攻するかのヒントを得るため各種の公開講座に参加するようにしています。

・アーリー・リタイアといっても、完全に仕事から引退するのではなく、週3日~4日は何らかの形で働きたいと思っています。ただし、その場合、好きなことを仕事にするようにしたいと考えています。

・アーリーリタイアの準備(資産形成、健康、生きがい、趣味等)を中心に記事をエントリーしています。

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